自己嫌悪からの脱却

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日常の悩みに対処する

「コミュニケーションが苦手」を改善するための心構え

投稿日:2018年1月17日 更新日:

私は以前、人とうまく会話できないことに悩んでいました。誰かといても、何を話していいかわからず沈黙が流れる。話しかけられても、質問されたことに答えるだけで、それ以上話すことが見つからない。そんな自分のことが嫌いで、もっと人との会話を楽しむことができるようになりたいと思いながらも、どうしたらいいかわからないでいました。

同じような悩みを持つ人は多いと思います。どうすれば、うまく人とコミュニケーションを取ることができるようになれるのでしょうか。

「会話が苦手=コミュニケーション能力が低い」ではない

コミュニケーションが苦手な人は、自分は「コミュニケーション能力が低い」と思っているかもしれません。しかし多くの場合、それは能力の問題ではありません。コミュニケーションを取るのに必要な何らかの能力が欠けているわけではないのです。その証拠に、コミュニケーションが苦手だという人でも、家族や親友など親しい人となら、問題なく会話できるはずです。

人とうまく会話できない原因は、以下の2つが考えられます。

(1)面白いことを話さなければいけないと思っている

どんな人でも、まったく話せる話題がないということはないはずです。にもかかわらず話すことがなくなってしまうのは、面白い話をしなければいけないという気持ちが強すぎて、言葉を発することのハードルを上げてしまうからです。

(2)自分のことを面白くないと思っている

会話が苦手な人は、無意識に自分をつまらない人間だと思っています。自分のことを話しても人にとってはつまらないに違いないと心の底で感じているので、自分を表現することが恥ずかしくなります。すると、何も話すことがなくなってしまいます。

言葉を発することのハードルを下げてみる

以上を踏まえると、まずは、面白くなくてもいいから、反応が返ってこなくてもいいから、心の中に浮かんだこと、目に入ったものを言葉にして、口に出していくことが大切です。

そもそも多くの会話は、言葉を交わすこと自体に意味があるものです。そんなに面白いことを話す必要はありません。そして、反応が返ってこなくてもいいと思って話した他愛のないことでも、意外に良い反応が返ってくるということは珍しくありません。

自分では話すのが下手で、つまらないことを話していると思っていても、周りからみたら興味深いということはよくあることです。相手にとって面白いかどうかは話してみなければわかりません。

自分が話したことに対して、しっかり相手から反応が返ってくることが経験できれば、自分はつまらないという認識は、誤解だったということが次第にわかってきます。

誤解が解けていけば、自分を表現することに対する抵抗感がなくなります。つまり、より気軽に人との会話を楽しめるようになるのです。


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