幸せになりたいと誰しも思うものです。しかし、頑張っても物事が自分の思い通りにならず、現状に不満ばかりで幸せを実感できないという人も多いのではないでしょうか。
今日は、幸せを感じられるようになるための考え方について、お話したいと思います。
今の自分を否定していると、幸せになれない
私達はどうして幸せを感じることができないのでしょうか。それは、幸せになりたいということの動機が、現状への不満、満たされなさだからです。満たされていないと思っていると、それを確認するような嫌なことばかりが目についてしまいます。
私達は、今の自分を否定して、すばらしい自分になることで、幸せになろうとします。誇ることのできる自分になれたら、幸せになれるというわけです。
・お金を稼げるようになったら
・結婚できたら
・有名になったら
このように幸せを条件づけようとします。しかし、残念ながら、もしそれらがかなったとしても、幸せになることはできません。
満たされなさを感じているとき、私達の心は、現状を否定すること自体が癖になってしまっているのです。このようなあり方が変わらない限り、現実が変わっても、感じ方は変わりません。
何かを手に入れても、また別のものが欲しくなります。何かを身につけても、別の欠けている部分が気になってしまいます。
不幸は、幸せを条件づけることで生じるものと言ってもいいかもしれません。
結局のところ、自己否定が不幸を生み出すのです。
現状でも幸せであることに気づくこと
したがって、幸せを感じられるようになるには、現状を否定するのをやめればいいということになります。自分は今、実は幸せなんだと気づくことです。
幸・不幸を決めるのは、周りの環境ではありません。自分の心です。したがって、幸せになるために必要なのは、自分の意思だけです。
自分は幸せだとは思えないとしたら、自分で自分を不幸だと決めているのです。それならば、幸せであると決めることもできるはずです。
私達は幸せを崇高なものと考えすぎています。すべてが自分の思い通りになった完全無欠の状態を求めていてたら、いつまでたっても幸せを感じることはできません。
自分は幸せであると決めるならば、それを確認するようなすばらしい事柄に目を向けることができるようになります。今まで見落としていたような小さなことに幸せを感じられるようになります。
「これが手に入れば幸せになれる」と思っていたものを手に入れるよりも、幸せになることの方が実は簡単なのです。
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