自己嫌悪からの脱却

今の自分のまま、幸せに生きる心理学

ありのままの自分を受け入れる

人の優しさは受け取るだけでいい。見返りを提供する必要はない。

投稿日:2018年1月22日 更新日:

人に優しくされたり、何かをしてもらったときに、気が引けて、居心地悪く感じてしまうということはありませんか。あるいは、褒められたとき、感謝されたときにも同じような気持ちになるかもしれません。

人から大切にされたり、認められたりするのは素晴らしいことです。喜んでもいいはずなのに、どうしてこのような気持ちになるのでしょうか。

無意識に、自分を低い立場に置いてしまう

大切にされたり、認められたりすることに居心地の悪さを感じるということは、自分はそうされるのにふさわしくないと思っているということを表わします。

他人との関係において、無意識のうちに、自分を人よりも低い位置に置いて考えてしまっているということはないでしょうか。

相手より立場の低い自分のことを丁寧に扱ってくれるのは、申し訳ないという気持ちになります。

そのような罪悪感を解消するために、私達は相手にお返しをしようとします。できる限りの見返りを提供し、たくさん相手の役に立とうとします。

しかし、この「お返しをする」という行動は、「自分は大切にされたり、認められたりするのにふさわしくない」という認識を強化してしまいます。

見返りを提供する必要はない

そこで、どうすればいいかと言えば、お返しをしなければいけないという発想をやめることです。義務感に囚われる必要はありません。

何かをしてもらったとき、「ありがとうございました」と言うだけで、それ以外特に何かをする必要はないのです。

これに慣れてくると、大切にされたり、認められたりすることは、自分にとって自然なことであるという認識が浸透していきます。見返りを提供したりしなくても、自分は大切に扱われていいのだということがわかってきます。自分で自分を認められるようになります。

また同時に、他人は決して見返りを求めて自分に優しくしてくれているわけではないということが理解できます。見返りに縛られ、義務感で行動していたときには見えなかった人の優しさが、実感できるようになります。

確かに、中には見返りを期待しているから何かをしてくれるという人もいるでしょう。しかし、見返りを求めてくるような相手から、わざわざ好かれようとする必要はないはずです。そのような人と、長期的な関係を築きたいと思いますか。

見返りに縛られるのをやめれば、見返りばかりを求めてくるような人が、自分の周りから去っていきます。無理をしなくても付き合っていける人と時間を過ごしていけばいいのです。


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