自己嫌悪からの脱却

今の自分のまま、幸せに生きる心理学

ゆっくりやる

「始めても続かない」のは、成果を急ぎすぎているから(継続のコツ)

投稿日:2018年1月23日 更新日:

継続

あなたには、継続して取り組んでいることはありますか。英語の勉強やダイエットなど、継続することによって成果の得られるものは多く、その成果を期待してワクワクながら新しいことを始めるのは楽しいものです。

ただ、新しいことを始めても、なかなか続かないということは珍しくありません。むしろ、途中で挫折することがほとんどなのかもしれません。

今日は、何かを始めてもなかなか続かない原因と、物事を継続しやすくなるコツについて書きたいと思います。

 「今の自分が嫌だから、早く成果を出したい」

始めたことが続かない原因には、さまざまなものがありますが、特に重要なのは、すぐに成果が出るのを期待しすぎていることです。

新しいことを始めるのには、今の自分を変えたいという動機があると思います。何かを獲得することで、新しい自分に生まれ変わりたいということです。ただ、今の自分ではいけないという自己否定の気持ちが強すぎると、そんな自分を一刻も早く変えたいという思いから、成果を焦るようになります。

すぐに成果が実感できればいいのですが、たいていの場合、成果が出るようになるまでには、ある程度の時間がかかります。数か月、場合によっては何年もかかるかもしれません。

望んだ成果が得られず、変われない自分が嫌になって、やめてしまいます。

気楽に、気長に、継続する

上記の原因分析を踏まえて、以下では、物事を継続しやすくする考え方について、書いていきます。少しでも役に立てはうれしいです。

 (1)プロセスを楽しむ

何かができるようになる、上達するといった成果だけに注目していると、思うような成果が挙がらないうちに、すぐにやめたくなります。取り組んでいることの中に、楽しみを見つけることができれば継続しやすくなります。その日できたことを記録していき達成感を味わう、というのもいいでしょう。

(2)今のままの自分を認める

「今の自分のままではダメだ」という自己否定を動機としていると、なかなか成果が表れず変われない自分がさらに嫌いになります。そこで耐えられなくなって挫折すると、今度は続けられない自分がさらに嫌になります。この自己嫌悪の悪循環から抜け出すには、自分は今のままで十分すばらしいと認めることです。「今のままではいけない」というのは、ただ単に自分がそう信じているだけです。それならば、反対のことを信じることも可能なはずです。これができると、小さなことにも達成感を感じやすくなり、物事を継続しやすくなります。

(3)「続けられなくてもいい」と考える

「続けなくてはいけない」と思っていると、義務感が強まり、やる気がなくなってしまいます。逆説的ですが、「飽きたらやめればいい」というぐらい気楽に考えていた方が続けやすくなります。

(4)中断しても、再開すればいい

仕事が忙しい、急な用事が入ったなど様々な要因で、続けていたことが中断することもあるでしょう。完璧にこだわっていると、ひとたび中断した場合、すべて投げ出してしまいたくなります。しかし、1回中断したからといって、そこでやめなければならないわけではありません。いつでも再開すればいいのです。できるときにできることをやっていけば、少しずつ前進していきます。


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