自己嫌悪からの脱却

今の自分のまま、幸せに生きる心理学

やりたいことをする

本当にやりたいことは、実利に反することの中にある

投稿日:2018年2月2日 更新日:

毎日が楽しくない、何だか満たされないと思うことはありませんか。その原因は、やりたくないことにたくさんの時間を割いているからです。

本当はやりたくないけど、生きていくうえで、社会生活を送るいくうえで、必要だからと、やめられないことは多いのではないでしょうか。それは、今の仕事かもしれないし、人づきあいかもしれません。

やりたくないことをするのは、それをすることで、何かが得られると思うからです。つまり、これは見返りに縛られた発想です。苦労や苦痛の対価として何かが手に入るからやる、そうでなければやりたくないというわけです。

見返りに縛られると、人生が行き詰まる

「見返りがなければやりたくない」ことを続けていると、人生が行き詰まります。

やりたくないことに費やす時間が長くなるほど、嫌な気分で過ごすことが多くなります。さらに、何もしていない時間も、「またやりたくないことをやるのだ」という憂鬱な気持ちに支配されます。

さらに、見返りが得られない活動に意味を見いだせなくなります。特に何かが得られるわけではないけれど、ただ楽しいとか、気持ちが安らぐということが、ただの時間の無駄使いに思えてしまいます。

実益を得ることばかりに囚われるようになり、ますますやりたくないことに時間を使うようになります。

これでは、毎日が楽しくなくなるのも当然です。実利が得られることによる一瞬の喜びでは拭いきれないくらい、心の中が虚無感でいっぱいになります。

本当にやりたいことは、実利的ではないことの中にある

このような虚無感を取り除き、充実した毎日を過ごせるようになるための第一歩は、実利に囚われた発想をやめることです。

そのためには、「実利的ではないけれど、本当はやりたいこと」をやってみるのです。

私達が本当にやりたいことというのは例えば、

・「一日中何もしないでゴロゴロしていたい」(時間を無駄にしたくないからできない)

・「ラーメンのスープをすべて飲み干したい(健康に悪いからできない)

・「高級ホテルに泊まってみたい」(お金を浪費するのはよくないからできない)

といったことです。私達は無意識に、こういった気持ちに対して見て見ぬふりをします。

効率や利益にこだわると、自分の本当はやりたいことを押しつぶすことになります。

「実利に反していても、自分がやりたいと思っていることをやること」。これができると人生が変わります。だんだんと、自分が心からやりたいことがわかってきます。これは、本当にやりたいことに対して、実利的判断というブレーキをかける必要がなくなるからです。


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