誰しも、悪口を言われたり、陰口を言われていることを知ったら、とても傷つき、嫌な気持ちになります。場合によっては、ずっとそのことが頭を離れないかもしれません。怒りや悲しみで気が狂いそうになるかもしれません。こんなとき、どのように考えたら気が楽になるでしょうか。
悪口を言うのは、敗北感を感じた時
そもそも人が誰かの悪口を言うのは、なぜでしょうか。
それは、相手に「負けた」と感じたからです。
自分も本当は、相手のようになりたいけどなれない。
自分も本当は、相手にのようにしたいけどできない。
自分も本当は、相手が持っているものを欲しいけれど手に入れられない。
このようなとき、自分が相手より劣っているという感覚を味わうのは不快なものです。だから、相手の価値を低下させる、あるいは相手には価値がないのだと自分に言い聞かせるために、悪口を言うのです。そうすることによって、自分は相手より劣っているという不愉快な感覚を避けようとしているのです。
したがって、悪口を言われるということは、相手はあなたのことを本当は高く評価していて、うらやましくてしょうがないということです。相手は敗北感を感じたから、悪口を言わずにはいられなかったのです。
実は全く落ち込む必要はないのです。悪口を言われるということは、あなたが何かすばらしいものを持っていることの証拠といえます。
悪口を言う人は、そうせずにはいられない心理的な必要性があるから、悪口を言うののです。悪口を言われた方に問題があるわけではありません。責任を感じる必要はありませんし、反省したり自分を責める必要もありません。
悔しいさや悲しさも感じ切る
ただそうはいっても悪口を言われるのは、気分がいいものではありません。
そんなときは、悔しいさや悲しさをしっかり感じ切り、吐き出しましょう。嫌な気分になりたくないからといって、考えないようにしようとすると、かえって相手の言葉が頭から離れません。不快な気持ちを感じ切ることに意識を集中していると、そのうち気持ちが軽くなってきます。
みんなが陰で自分の悪口を言っている気がするのは思い込み
中には、特に直接悪口を言われたわけではないけれど、なんだか人が陰で自分の悪口を言っているような気がするという人もいるかもしれません。
このように感じるのは、自分が自分を責めすぎているサインと思った方がいいと思います。
ほとんどの場合、それは思い込みです。
自分が自分を責めているから、人も自分を責めているような気がしてしまうのです。
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