自己嫌悪からの脱却

今の自分のまま、幸せに生きる心理学

やりたいことをする

人生を変えるには、日常のささやかな「やりたいこと」に敏感になる

投稿日:2018年2月11日 更新日:

1月27日の記事では、「やりたいことは無理に見つけようとしなくていい」ということを書きました。今の退屈な人生を変えたいという気持ちが強すぎて、ライフワークのような大きなことばかり考えていても、やりたいことはわからないということです。

そこで重要になってくるのは、日常レベルのもっとささやかな欲求に敏感になることです。

日常の小さな「やりたいこと」に敏感になる

例えば、

  • のどが渇いたからコーラが飲みたい
  • 作業を中断して少し歩きたい
  • 疲れたから昼寝したい
  • 隣にいる人に話しかけたい

といったすぐにできそうな小さなことです。すぐにできそうなことでも、心に余裕がなくて、後回しにしてしまっているということは、意外に多いのではないでしょうヵ。

今感じている欲求をごまかさず、すぐに満たしていくようにすることが大切です。そうすることで、自分の気持ちにより敏感になっていきます。全部は無理だとしても、今できることからやっていきましょう。だんだん自分がやりたいこと、やりたくないことがわかるようになっていきます。

日常レベルの小さな欲求すら我慢していると、自分が何をしたくて、何をしたくないか、何が欲しくて、何が要らないかという感覚が麻痺していきます。

やりたいことがわからないというのは、極端に言えば、「今日の夕食に何が食べたいか」さえわからない状態です。今何が食べたいかすら曖昧な状態で、人生で何を実現したいかがわかるはずがありません。

 少しずつ期間を長くして、やりたいことを考える

日々の欲求を満たすことに慣れてきたら、もう少し長い期間で、やってみたいことを考えてみましょう。期間は少しずつ長くしていくのがいいでしょう。今週、今月、あるいは今年やりたいことをリストアップしておき、実行していきます。内容はどんどん変えたり追加したりしていきましょう。

そうしているうちに、「自分はこれが好きなんだ」、「これをしているとき何より幸せを感じられる」ということが見つけられるかもしれません。そのような幸運にめぐり会えたら、後は、それに夢中になって取り組んでいくだけです。

段階を踏んで一歩ずつ前に進んでいく

日常の小さな欲求を満たすところから段階を踏んでいけば、やりたいことがわからないという状態から脱することができます。

にもかかわらず、私達が「やりたいことが見つからない」と悩むのは、あまりにもせっかちだからです。一歩ずつ登っていくことを面倒くさがって、一瞬で頂上にたどり着きたいと考えるから、いつまでたっても山のふもとから動けないのです。抜道を探すのが、実は一番遠回りなのです。


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