自己嫌悪からの脱却

今の自分のまま、幸せに生きる心理学

ありのままの自分を受け入れる

他人の役に立つことに固執するのは、自分で自分を認めることを放棄しているから

投稿日:2018年2月12日 更新日:

「他人の役に立ちたいけれども、うまくいかない」と悩んでいる人がたくさんいます。

「みんなに迷惑ばかりかけている」

「実力不足で成果が出せない」

「自分なんていてもいなくても変わらない」

「もっと自分にしかできないことをしないといけない」

そんな風に、自分のことを責めてしまいます。

「自分に価値がない」と信じているから他人に貰おうとする

他人の役に立てるのは、確かにすばらしいことです。しかし、だからと言って「他人の役に立てなければ自分に価値はない」と考える必要はありません。

私達が他人の役に立つことにこだわるのは、そもそも根本的な部分で「自分に価値がない」と思っているからです。だから人の役に立つことによって、自分の価値を必死で確認しようとしているのです。

「他人から見た利用価値」によってしか自分の価値を確認できないということは、精神的な意味での生殺与奪を他人に与えていることになります。

これは、とても窮屈で息苦しく、しかも不安定な生き方です。

自分の価値は、自分で認めるだけでいい

本当は、他人の役に立てるかどうかに関係なく、自分で「自分は素晴らしいのだ」と認めてしまえばいいのです。これは自分がそう決めるだけです。他人の許可はいりません。

自分の価値を他人に左右させる必要はありません。

自分はそもそも価値ある人間なのだと考えるなら、人の役に立つことで自分の価値を証明することに、大きな意味を見出したりしないことでしょう。もっと自由に、自分の心の声に従って、自分の人生を選択しようとするはずです。

そう思えないとしたら、それは「自分で自分を認めないことにしている」だけです。現実がどうかということに関係なく、「自分は価値がない」という認識に、実は自分が執着しているのです。

「自分に価値がない」と思っていると、人生は「価値を獲得するための戦い」になります。どんなに獲得しても満たされず、いつまも戦い続けて疲弊してしまいます。

「自分には価値がある」と思っていれば、わざわざ何かを獲得しようとする必要がなくなります。初めから満たされており、消耗することもありません。

 自分を自分が認めれば、他人に対しても寛容になれる

「他人の役に立たなければいけない」と思っていると、自分を責めるだけでなく、役に立っていないように見える人を見つけて批判することにも必死になります。

気にする必要のない他人の言動にもイライラして、ストレスの原因を増やすことになります。

お互いに相手を監視し合うようなことになります。

したがって、自分の価値を自分が認めることは、他人に対してより寛容になることにもつながるのです。


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