自己嫌悪からの脱却

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日常の悩みに対処する

「相手からどう思われているか」を決めているのは相手ではない

投稿日:2018年2月13日 更新日:

自分が他人からどう思われているか、気にならないという人はいないでしょう。私達は毎日、意識的であれ、無意識的であれ、他人の目を気にしながら、自分の言動を決めています。ただ、他人の視線に過敏になると、「嫌われるのではないか」、「気が利かないと思われるのではないか」と、常に不安と恐怖を感じながら、緊張して過ごすことになってしまいます。

どうすればもっと安心した気分で過ごせるようになるのでしょうか。

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「他人の目」とは結局「自分の心の目」である

自分にとって、とても重要な「相手からどう思われているか」ということ。

この中身を決めているのは、実は相手ではありません。

 

相手の本心は究極的には相手にしかわかりません。

「好きと言っているけれども本当に好きなのか」

「嫌いと言っているけれども本当に嫌いなのか」

本人以外の人が、確実にこう思っていると証明することは不可能です。

私達は、相手の本心そのものを知ることはできません。相手の言動から推測することができるだけです。

すなわち、自分にとっての事実は、相手の言動から「自分が」推測した結果なのです。

しかも、この推測は中立的なものではありません。自分が信じていることを追認する証拠を集めるような形でしか、推測を働かせることができません。

自分の考えていることを、相手を通して確認しているのです。

自分は気が利かないと思ってるから、他人から気が利かないと思われていると考えるのです。

自分は要領が悪いと思っているから、他人から要領が悪いと思われていると考えるのです。

自分にとって実質的な意味があるのは、好かれている「と思う」、嫌われてる「と思う」ということです。これは、完全に自分が決めていることです。

相手の本心を探ろうとする努力は不毛です。自分の心の中にあるものを映し出しているにすぎないからです。

好かれていると思うから実際に好かれる現実がやってくる

以上からわかるのは、ネガティブなことを信じているから、ネガティブな事実が存在するように見えるということです。だとすれば、それを逆転すればいいのではないでしょうか。ポジティブなことを信じていれば、事実がポジティブに見えるのです。

仕事ができると信じていれば、仕事ができると思われているように考えることができます。

自分は好かれていると信じていれば、他人から好かれていると考えることができます。

信じるということは、単に自分がそう決心するだけで可能です。

そして、最初は単に自分が考えているだけにすぎなかったことが「事実」となるのです。


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