何かを始めたけれども、途中でやる気がなくなって挫折した経験は、あなたにもあると思います。
1月23日記事「『始めても続かないの』は、成果を急ぎすぎているから(継続のコツ)」にも書いたとおり、私達は今の自分を変えたいという気持ちが強すぎて、すぐに成果が出ることを期待してしまいます。
なかなか成果が出ないと、モチベーションが続かず、投げ出してしまいます。
ますます自己嫌悪の深みに、はまっていくことでしょう。
しかし、物事が続かないというのは、本当にそれほど悪いことなのでしょうか。
本当はやりたくないのだから続かないのは当然
もし自分のやっていることが楽しくてしょうがないならば、時間を忘れていくらでも取り組むことができるでしょう。やめたいなどと考えることもないはずです。
したがって、途中で投げ出したくなるということは、実際にはやりたくないことを我慢してやっているということです。
自分に無理を強いているのです。
本来やりたくないことなのだから、自分の気持ちが抵抗するのは当然のことです。
始めたことが続かないのは何ら恥ずかしいことではなく、極めて自然なことだと思いませんか。
自分をわかっていないから無理な目標を立てる
私達は、自分の精神力を過信しています。
「毎朝5時に起きて勉強しよう」とか「これから間食は一切しない」といった無理な目標を立ててしまいます。
中には、「毎朝勉強するのは厳しいから週3日にしよう」とか「週1回ぐらいは間食もいいことにしよう」といった「現実的な」目標設定をする人もいますが、その目標ですらも、実際にやってみると、意外に達成できなかったりします。
そして、自分の決めたとおりにできなかったのが許せなくなって、途中でやめてしまいます。
続かないということは、「やらなくていい」ということ
様々な工夫をしても物事を継続できないとしたら、それは単に、今の自分にはそれを継続する必要がないということです。
ためらうことなくやめてしまえばいいのです。
私達がやりたくないことを無理して続けようとするのは、「努力していないとダメ人間になってしまう」という恐怖心があるからです。
それが思い込みであることに気づくためには、実際に努力するのを止めてみるのが一番良い方法です。
劣等感や恐怖心に従って行動していると、劣等感や恐怖心はさらに大きくなります。
もっと楽しいと思えることに時間を使いましょう。
それが、自分の人生を取り戻すことにつながります。
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