- 「どんなテーマでもいいからスピーチをしなければいけない」というとき、何を話したらいいかわからない。
- 忙しいときには、時間ができたら「あれをやりたい」、「これをやりたい」と思っていることが多いのに、いざ暇な時間ができると、何をしたいのかわからなくなる。
あなたもそのように感じた経験はありませんか。
私達は、「~しなければいけない」、「~してはいけない」というルールがたくさんあると煩わしく感じるものですが、逆に全く制約がなく、すべて自由に決めていい状況になると困ってしまいます。
このような「自由すぎて困ってしまう状況」は、意外に多いのではないでしょうか。
スピーチのテーマ選びにしろ、時間の使い方にしろ、白紙の部分が多いと、その埋め方を自分で考える必要が生じます。そのための時間と労力がかかってしまうのです。
その時間と労力を少なくするにはどうしたらいいでしょうか。
先にルールを決めれば、後から迷わなくて済む
空白部分が多すぎることが問題となるということは、その空白をあらかじめ自分で埋めておけばいいでしょう。
つまり先に自分でルールを決めておくのです。
定期的にスピーチをする機会があるのであれば、あらかじめ自分の話せるテーマのカテゴリーをリストアップしておきます。例えば「最近出かけた場所」、「気になっているニュース」、「家族のこと」、「最近読んだ本」などです。
スピーチをするときは、「最近出かけた場所」からまずネタを探し、見つからなければ「気になっているニュース」から探し、それでも見つからなければ次は・・・というように、ネタの見つけ方について自分のルールを決めておけば、毎回ゼロからネタを考えるよりも、ずっと短時間で楽に準備をすることができます。
同様に、暇なときにやることも、あらかじめ候補を挙げておけば、何をしていいかわからないということはなくなります。
掃除をする、友人に連絡する、パズルを解く、本屋へ行ってみるなどです。
上記の方法はあらゆることに応用できます。
夕食の献立の決め方も、旅行に行く場所も、お金の使い方も、仕事を処理する順番も、あらかじめルールを決めておけば、迷わなくなります。
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ルールを決めるということは、頭の中の情報を分類すること
どうしてルールを決めておくと、迷わなくなるかというと、頭の中の情報が整理されるからです。
様々な情報が雑多に入り混じったものの中から必要な情報を探し出すのは大変です。
ルールを決めるということは、情報を分類することです。
規則的に分類されていれば、必要な情報がどこにあるか探索する範囲を限定することができ、見つけ出すための時間と労力が少なくて済みます。