私達は、長年の経験から特定の行動パターンを身につけていきます。
人との関わり方、仕事への取り組み方、迷ったときの決断の下し方など、無意識のうちに毎回同じ方法を選択しているのではないでしょうか。
それでうまくいっているということであれば、何ら問題ありません。
しかし、私達はいつも同じ悩みに直面しているということはないでしょうか。
「どこに行っても人と親しくなれない」という人もいれば、
「いつも人を怒らせてしまう」という人もいます。
「いつも自分ばかり仕事を押し付けられる」という人もいれば、
「仕事を任せてもらえない」という人もいます。
これは、行動パターンが偏っていることに原因があります。
毎回同じ状況を作り出すのは、そうなるような特定の行動を取っているからです。
恐怖心や抵抗感を感じることは、やってみる価値がある
状況を変えるには、行動パターンを変えてみることです。
どのように変えるかというと、そうすることに不安、抵抗感、恐怖心を感じるような行動、今までの自分だったら選択しなかったであろう行動を取ってみるのです。
恐怖を感じるということは、「そのようなことはしてはいけない」と思っています。
自分の行動の選択肢を自分で排除していることになります。
自分の可能性を自分で狭めているのです。
だから恐怖心や抵抗感を感じることは、やってみる価値があることなのです。
少し覚悟を決めて、いつものパターンを崩してみましょう。
いつも言いたいことが言えず我慢ばかりしているならば、たまには言いたいことを言ってみる。
思ったことを何でも口に出してしまって人間関係がうまくいかないなら、我慢してみる。
これまで何でも自分でやろうとしてきたのなら、もっと他人を頼ってみる。
何でも他人任せにしてきてうまくいっていないなら、もっと自分で頑張る。
そうすることで偏っていた行動パターンが矯正されていきます。
自分の選択できる行動のバリエーションが広がるのです。
行動の選択肢が広がれば可能性が広がる
何事も「こうすればいつも必ずうまくいく」ということはありません。
だから、たくさんの選択肢を持っている方が、有利なのです。
積極的に対処することで問題が解決することもあれば、放っておくことで自然に解決することもあります。
自分で頑張って取り組んでもいいし、他人の助けを借りてもいい。
両方の可能性を受け入れるのです。
いままでと違う行動を選択できるようになると、いままでとは違う現実が見えてきます。
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