「お金を無駄遣いをしてはいけない」
私達は子供の頃からそのように教えられます。
そして自然に「無駄遣いしないようにしよう」、「できるだけ有意義なことに使おう」と考えるようになります。
それ自体は悪いことではありません。
ただ、「無駄遣いしてはいけない」というルールが心の中で強くなりすぎたとき、皮肉なことに、それが無駄な出費をもたらす危険性があるのです。
無駄にしたくないと思えば思うほど、浪費することになる
お金を無駄にしたくない、有意義に使いたいという気持ちが強すぎると、以下のようなことが起こります。
(1)趣味や娯楽のような生活を楽しくするようなものまで削る
その結果ストレスが溜まり、誘惑に弱くなります。ある時それほど必要ではないものを突然衝動買いしてしまうというようなことが起こります。あるいはギャンブル、酒、タバコへの衝動が抑えられなくなります。
(2)安い物を買うが、なくしたり同じ物を何度も買ったりする
節約のためにと安い物を買った場合、大切に扱えず、粗末にしてしまうということは少なくありません。
あなたにも、安く買ったコップを割ってしまったり、ビニール傘をどこかに置き忘れてしまった経験があるのではないでしょうか。
結局何度も同じようなものを買うことになり、長い目で見ると、無駄な出費を増やすことにつながります。
どうせお金を使うことになるのは変わらないのだから、初めから自分が楽しいと思えること、本当に欲しいもの、テンションの上がることに支出する方がいいとは思いませんか。
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無駄にしたくないと思うと浪費するのは「時間」も同じ
「有意義に使う」というルールが強くなりすぎると浪費してしまうのは、時間についても同じです。
時間を無駄にしたくない、有意義に過ごしたいという気持ちが強すぎると、何をしようか考えることに膨大な時間を使うことになります。結局何もしていない時間が長くなります。
しかも、いつも時間に追われていて落ち着かず、何をしていてもあまり楽しくありません。
どうせ時間を浪費することは変わらないのだから、つまらなくてもいいからすぐに何かを始めた方が生産的だとは思いませんか。
お金も時間も試行錯誤に使う
お金も時間も、執着しすぎると、結果的になくなっていきます。
自分が使ったお金と時間、すべてで元を取る必要はありません。
失敗がたくさんあっても、様々なことに使うことで、長い目で見ると、それが自分の人生を豊かにすることにつながっていくのです。
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