自己嫌悪からの脱却

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お金

お金に対する不安は「アルコール依存症」と同じ

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お金に対する不安というのは、フィクションなのです。

私達がお金に対して不安になるのは、自分の収入や社会状況などの条件のせいではありません。

お金が足りなくなる、失うという前提を持って、自分の将来を想像するからなのです。

ほとんどの人は、「今日食べるものが買えるかどうかわからない」、「電気や水道を止められるかもしれない」というほど切迫した問題に直面しているわけではなく、また、そのような経験をしたことがあるわけでもありません。

それに、もしそのような事態になったとしたら、それは対処すべき具体的な課題であって、すぐに何らかの行動を必要とするものです。

「何となく不安」などと悠長なことを言ったりはしません。

結局のところ、私達がお金に対して抱いている漠然とした不安というのは、私達の頭が、恐れや欠乏感に基づいて勝手に構成した空想に過ぎないのです。

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「お金中毒」は、自覚しにくい

お金には、ある種の中毒性があります。

お金を得られたとき、私達は瞬間的な快感を感じます。

ただ、その快感は長続きしません。

すぐにまた新たな刺激が欲しくなります。

これは、アルコールやカフェインの摂取に似ています。

少し減っただけで、場合によっては「禁断症状」を引き起こします。

 

アルコールやカフェインならば、「脳が求めているからと言って過剰摂取することが望ましくない」ということは、誰もが理解しています。

行動にブレーキがかかります。

一方お金の場合は、実用的な価値があり、たくさんあるからと言って困ることはありません。

そのため、お金に対して「中毒状態」になって、過剰な執着心を抱いていたとしても、なかなか自分では気づくことができません。

自分を支配するフィクションを自覚すること

上記のように、お金は中毒状態を引き起こしやすく、私達がお金に対して過剰に不安になりやすいことは、ある意味仕方のないことです。

お金に振り回されないために重要なことは、冒頭で書いたように、お金に対する不安は、恐怖心や欠乏感が作り出したフィクションであることをよく認識することことです。

私達は「収入や資産がたくさんあれば不安から解放されるのではないか」と考えますが、それは幻想です。

たくさん持っていると、それを失うことに対する不安が大きくなります。

今まで考えもしなかったことの中に、不安を見出すようになります。

 

不安から自由になるには、自分が不安に振り回されていることを自覚することが何よりも大切です。

「自分は何をそんなに怯えているのか」

時間を取って、具体的に考えてみましょう。

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