自己嫌悪からの脱却

今の自分のまま、幸せに生きる心理学

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夢を持つとは「何をして生きていきたいか決めること」

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みなさんには叶えたい夢はありますか。

 

「年収2,000万円稼げるようになりたい」

「プロ野球選手になりたい」

「東大に合格したい」

「素敵な人と結婚したい」

 

「夢」といったとき、私達はこのようなことを思い浮かべます。

しかし、叶うかどうかという以前に、このような夢は、私達を幸せから遠ざけます。

夢の設定の仕方を誤っているのです。


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 達成できるかどうかを最終的に決めるのは他人である

私達は一般的に、お金や地位・立場などの何か立派なものが、自分の外からもたらされることによって幸せを感じられると考えがちです。

ただ、自分が何を獲得できで、何を達成できるかということは、自分の努力だけではコントロールできません。

どうしても運や周りの環境に左右されます。

自分が結婚したいと思う相手が、自分と結婚してくれるとは限りません。

年収を上げようと努力しても、成功するかどうかは結局、上司や顧客などの自分以外の誰かによって決まるわけです。

したがって、何かを達成することを夢とした場合、他人に振り回されることは避けられません。

自分の周りで起こることに一喜一憂することになり、ひどく消耗します。

夢が叶う喜びは一瞬のもの

さらに、私達が夢のことを考えるときに思い浮かべるのは、それが叶った瞬間の喜びです。

それは確かに快感かもしれませんが、持続性のないものです。

達成した喜びは、すぐに慣れて薄れていきます。

ただ、夢が叶ったとしても、人生はそこで終わりではありません。

そうすると、絶えず新しい夢を追い続けることになりますが、

果たして「爆発しては燃え尽きる」を繰り返すような中毒的な生き方を、

本当にしたいと思いますか。

 

結局、何かを手に入れたり獲得することを夢とした場合、

他者に縛られて不自由で、

夢が叶わなければ絶望し、

夢が叶っても満足できない、

という袋小路に行き当たります。

夢を持つとは「自分の生き方を主体的に選択すること」

では、以上のような悪夢に陥らないようにするには、

どのように夢を設定したらいいのでしょうか。

それは「自分は何をして生きていきたいか」を考えることです。

 

例えば「一生野球に関わって生きていきたい」ということです。

これは、自分の意志で選択することができます。

他人から認められるかどうかに関係なく、自分の生き方を貫くことが可能です。

「プロ野球選手になる」というような結果ではなく、自分が取り組むプロセスそのものに喜びを見出していくような生き方です。

そのため、何かを達成したからといって、そこで燃え尽きたりしません。

結果的にプロ野球選手やメジャーリーガーになるかもしれないし、

毎週趣味として草野球をして過ごすかもしれません。

プレーすることではなく、選手を育てることに自分の才能を発見するかもしれません。

いずれにしろ、本人としては満足なはずです。

 

夢を持つということは、自分の生き方を主体的に選択することです。

「ひたすら本を読んで生きていきたい」

「自然にふれて暮らしたい」

「世界中の美味しいものを食べたい」

「               」

これから何をして生きていきたいか、考えてみましょう。


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