「他人と自分を比べてしまう」
「他人の顔色をうかがってしまい、自分の思っていることが言えない」
「すぐに感情的になってしまう」
「ネットがやめられない」
私達は様々な理由で自分を責めています。
この背景にあるのは「やってはいけないことをやってしまう自分」に対する怒りです。
しかし皮肉なことに「やってはいけない」と思えば思うほど、やめることができません。
「やってはいけないこと」をより強く意識するようになります。
そして同じことを繰り返し、さらに自分を責めるという悪循環に陥ります。
では、どうすればそのようなループから抜け出すことができるのでしょうか。
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「やってはいけないこと」を「やっていいこと」にする
「やってはいけない」と思っていることを、意識的に、かつ徹底的にやってみましょう。
「他人と自分を比べてしまう」のなら、「そうしないようにしよう」と考えるのではなく、時間を取って、ひたすら他人と自分を比較するのです。
「自分はあれもできないし、これもできない」、「あんなに頑張ったのに、ぜんぜんあの人に追いつけない」と、思いつく限り、
考えてはいけないと思っていたことを吐き出すのです。
嫌な感情が湧き上がってきたら、我慢する必要はありません。
自分に対する怒りが込み上げてきたら、いくらでも自分を責めまくりましょう。
すると、自分を包みこんでいた怒りも次第に薄れてきます。
何かが抜け落ちたようなすっきりした気持ちになります。
そして、だらだらと自分を責め続けることから抜け出すことができます。
「やってはいけない」と考えるから、いつまでたってもやめられないし、そんな自分を責め続けることになるのです。
だから「やってもいいこと」にしてしまえばいいのです。
自分の思ったことを言えないなら、それでいいのです。
逆に何でも口に出してしまって、トラブルが絶えない人もいます。
ついつい嘘をついてしまったなら、それでいいのです(「嘘をつきましょう」ということではありません)。
嘘をついたことのない人などいません。
嘘をつかずにはいられない環境というのもあります。
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自分の不完全さを受容するから前へ進める
自分の行動を、いちいち自分を責める材料にする必要はありません。
自分で自分を責めて心が疲弊してしまうと、何もする気が起きなくなります。
完璧な人間などいません。私達は、不完全なままで完全なのです。
この事実を受け入れることができれば、自己否定に陥ることなく、新しい行動を起こし、自分を変えていくことができるのです。