自己嫌悪からの脱却

今の自分のまま、幸せに生きる心理学

我慢しない

不平不満は、ため込むくらいなら、吐き出した方がいい

投稿日:2018年2月8日 更新日:

「不平不満は言わない方がよい。愚痴が多いと幸せになれない」とよく言われます。

しかし、日々様々な経験をする中で、不満を感じるのは仕方ないことです。そこで「不満を言うのはよくないこと」と考えて、不満の言葉を飲み込んでいたら、心の中に不満の感情がたまっていきます。これでは、さらに苦しくなってしまいます。これを続けていると、どこかで感情が爆発するということにもなりかねません。

吐き出さなかった不満の感情は、心にたまっていく

不満を心にため込むことが習慣になっている人は、むしろ口に出して吐き出しましょう。

不満を感じているなら、我慢したからといって、その感情が消えてなくなるわけではありません。自分の心の中に存在し続けます。それを解消するには、心の中から外に出すしかありません。

不平不満を感じずに生きていけるならそれが一番よいことです。しかし私達は現に、不平不満を感じています。感じている以上、その感情をなかったことにはできません。

それをなかったことにしようとするのは、自分の感情を否定することです。自分の感情をごまかそうとすると、自分のあらゆる感情に蓋をすることになり、心が鈍感になってきます。つまり、ネガティブな感情だけでなく、ポジティブな感情も感じにくくなります。

自分が本当はどう思っているのかということがわからなくなります。

不平不満を安全に吐き出す方法

それでも、状況を選ばずに不平不満ばかり言っていたら、社会生活に支障が生じます。そこで以下では、安全な不平不満の吐き出し方を3つ紹介します。

(1)安心して話せる相手を選んで吐き出す

家族や親友など、愚痴を言っても問題ない相手に聞いてもらいましょう。

(2)一人だけの安全な場所で吐き出す

安心して話せる相手がいない場合は、自分しかいない部屋、カラオケボックス等の「安全な場所」で、思う存分発散してください。

(3)不平不満を紙に書きなぐる

紙とペンを用意して、自分の感じている不満を思うままに書きなぐってください。書いた後読み返してみると、「自分はこんなふうに思っていたんだ」と、自分の感情を冷静に眺めることができ、すっきりします。書いた紙は後から破って捨ててしまえばいいので、誰にもその内容を知られることはありません。ネガティブな感情を自分だけで安全に消化できます。

ため込むくらいなら、不平不満は吐き出そう

上記のことについて誤解しないでいただきたいのは、「不平不満を言うこと自体が望ましいということではない」ということです。

他人に対する不満が多いのは、自分に対して不満が多いことの証拠でもあります。自分を認めることで、他人に対する不満が自然に軽減していくのが一番良いことです。

ただ、それでも、現に感じている不満を心の中にため込むくらいなら、言葉にして、外に出してしまった方がいいということが、言いたかったことです。


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