自己嫌悪からの脱却

今の自分のまま、幸せに生きる心理学

ありのままの自分を受け入れる

自信をつけるには、人を傷つける可能性を覚悟せよ

投稿日:2018年6月26日 更新日:

人を傷つけることを過剰に恐れている人がいます。

自分に自信のない人です。

自分の言動が、相手を不快にしていないだろうかといつもビクビクしています。

そして相手の反応に過敏になります。

どうして、こんなにも人を傷つけることを恐れているのでしょうか。

「傷つきたくない」という弱々しい態度が自分を傷つける

人を傷つけることを恐れるのは、端的にいえば、自分が傷つきたくないからです。

自分に自信がないので、相手が少しでも嫌そうな態度を取ったり、不快感を表したりすると、自分が否定されたように感じ、落ち込んでしまいます。

だから、可能な限り相手に気を使って、下手に出て、丁寧な態度で接することで、相手からネガティブな反応が返ってくるのを必死で回避しようとします。

「私を傷つけるようなことは言わないでください。優しくしてください」と相手に懇願しているのです。

しかし、どんなに気を使っても、相手がぞんざいな言葉遣いをしてきたり、高圧的な態度を取ってくるということはあります。

そんなとき、「こんなに気を使っているのに」と、相手に対する怒りが込み上げてくるわけですが、同時に、そんな相手に弱々しい態度を取ってしまった自分のことが許せなくなります。

傷つきたくないから防衛的な態度を取るのですが、結局そのことが最も深く自分を傷つけることになるのです。

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自信がないのは、人を傷つける可能性から逃げているから

人を傷つけないように生きようとすれば、自分の意思は二の次になります。

自分の本音も言えないし、周りから反対されそうなことは何もできなくなります。

人を傷つけるかもしれないということを許容しない限り、自分の人生を生きることはできないのです。

それに、「こんなことを言ったら相手は気分を悪くするかもしれない」と考えるわけですが、相手はそんなことは全く気にしていないかもしれません。

逆に自分が何気なく放った言葉が、知らないうちに相手を傷つけているかもしれません。

結局、そんなことは気にしてもしょうがないのです。

 

これは、決して相手が傷つくようなことをしようということではありません。

自分の言動が結果的に相手を傷つけてしまったとしても、それは仕方がないということです。

 

考えてみてください。

人を傷つけないようにと弱々しく防衛的な態度を取る自分のことを、あなたは誇らしいと思えますか。

自信のない人に決定的に欠如しているのは、人を傷つける可能性を覚悟することなのです。


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